企業分析

No.1(銘柄コード:3562)ってどんな会社?いま話題のDX関連銘柄について調べてみた

投稿日:2020年8月8日 更新日:

どうも、井上です。

今回は銘柄コード3562
株式会社No.1
について解説します。

No.1とは

皆さん、
No.1という会社を
ご存知でしょうか?

No.1は、主に中小企業を対象に
OA機器や情報セキュリティの販売、
システムサポートなどを行う会社です。

父はこの銘柄を
今年(2020年)の7月17日に買っており、

いま話題の
DX(デジタルトランスフォーメーション)関連銘柄
として注目しています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)というのは、
簡単に言うと

デジタル技術を活用して
社会を良い方向に変革すること

です。

経済産業省が
そのガイドラインをまとめており、

国として推進している施策
ということになります。

父の要望により、
今回はこの企業を分析してみました。

No.1の財務分析(通期)

次の表は、
直近5期分(2016~2020年)の
通期 財務分析表です。

(クリックすると拡大します)

気になるところを見ていきましょう。
まずは貸借対照表です。

現金及び預金が
減っています。

調べたところ、

・有利子負債の返済
・配当金の支払い

が原因だったようで、
問題ありません。

また、
有形固定資産と
無形固定資産が増えています。

これは
・器具備品の増加
・システム投資

によるものだそうです。

きちんと投資もできているようですね。

次に損益計算書です。

売上高や営業利益など、
順調に増えています。

グラフにすると
こんな感じです。

次にキャッシュ・フロー計算書です。

営業キャッシュ・フローを
プラスで維持し続けています。

本業でしっかり
キャッシュを残している
ようです。

ただ、通期で分析すると
No.1は2月決算なので、

3~5月のコロナの影響が
反映されていない
という問題があります。

なので、コロナの影響も加味した
3~5月の第1四半期の財務分析も
行いました。

No.1の財務分析(第1四半期)

次の表は、
直近3期分(2018~2020年)の
第1四半期 財務分析表です。

残念ながら
売上高は減少し、
利益は赤字になっています。

その理由について、
直近の四半期報告書には
次のように書かれていました。

 あらゆる市場における景気の減速が顕著となる一方で、当社グループが属するOA機器及び情報セキュリティ機器に関する市場環境におきましては、テレワーク関連の需要が急速に高まりました。(中略)

 営業部門の商品別の販売状況において、事業活動維持のためのテレワーク導入を急がれる顧客の需要が高まったことにより情報セキュリティ商品及び法人向けモバイルWi-Fi販売台数が増加しました。一方、OA関連商品並びにその他商品の販売台数については、前年を若干下回る程度の推移となりました。サポート部門においては、テレワーク導入や休業等により顧客の事業所の稼働が減少したため、オフィス通販による販売は減少となりました。

 また、ERPの導入人員拡充による先行投資M&A関連費用の発生により、販売費及び一般管理費が増加いたしました。

まとめると、

テレワークの導入が進んだことにより、
テレワーク関連の需要は増えたが、
オフィス関連の需要が減った

ということになります。

コロナの影響は
良い面と悪い面の表裏一体
ということですね。

父によると、

大企業はすでにテレワーク導入済み、
中小企業はまだまだこれからの状況である

リモートワーク支援業務は
これから拡大する傾向にあり、

そのための人材教育人材確保
重要なポイントだろうね

とのことでした。

決算説明資料

次に
決算説明資料を見てみましょう。

第1四半期は赤字でしたが、
通期では増収・増益の予想です。

No.1のライバル会社

No.1のライバルは
どのような会社になるのでしょうか?

調べたところ、
次のような候補が出てきました。

・エフティグループ(2763)
・スターティアホールディングス(3393)
・レカム(3323)

一つひとつ見ていきましょう。

エフティグループ(2763)

JASDAQ上場の会社です。

「中小企業向け電話機やOA機器、
 LED照明販売が柱、個人向けネット回線も」
(Yahoo!ファイナンスより)

株価はやや右肩下がり、
ほぼ横ばいで推移。

通期連結決算の数字は
黒字を継続。

スターティアホールディングス(3393)

東証一部上場。

「中小・中堅企業に複写機やサーバーを提供。
 電子書籍作成ソフト事業拡大中」
(Yahoo!ファイナンスより)

株価は右肩下がり、
安値圏で推移。

通期連結決算の数字は
黒字を継続。

レカム(3323)

JASDAQ上場。

「中小企業向けにビジネスホン、
 複合機など情報機器販売」
(Yahoo!ファイナンスより)

株価は右肩下がり、
安値圏で推移。

通期連結決算の数字は
黒字を継続。

ただし、中間決算は
営業利益・経常利益が赤字に。

まとめ

ライバル会社も含め、OA機器の販売は
全体的に低調のようです。

投資判断としては

会社計画の成長は緩やかなので、
高成長は期待せずじっくりホールドかな

という結論に至りました。

そして
DX関連銘柄は引き続きアツい
と考えているので、

ほかにも伸びそうな会社がないか
探していきたいと思います。

今回の分析は以上です。
ありがとうございました。

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