企業分析

自動車業界版のエムスリー!?マークラインズ(3901)について分析してみた

投稿日:2021年3月18日 更新日:

お父さん、今回は
マークラインズ(3901)
について分析してみました

よろしく

企業概要

マークラインズは、検索サイト
情報プラットフォーム
を運営している会社です

「情報プラットフォーム」?

自動車業界に特化した
Web情報サービス
です

日・英・中の3カ国語で提供しており、
会員制となっています

エムスリーと似ているね

マークラインズは
自動車業界版のエムスリーって感じ

3,000社以上
「情報プラットフォーム」の
法人会員です

世界40カ国以上
利用されています

「情報プラットフォーム」の料金表は
次のようになっています

年間48万円~120万円です

さすが、BtoBだけあって
客単価が高いね

「情報プラットフォーム」以外にも
以下の事業を行っています

・自動車産業支援ファンド
・プロモーション広告
・コンサルティング
・人材紹介
・市場予測
・ベンチマーキング

ですが、売上の7割以上
情報プラットフォーム
です

ますますエムスリーと似ているね

「マークラインズ」という社名の由来は、
自動車産業の市場(Market)と企業を情報で結ぶ線(Lines)
という意味だそうです

2001年に設立
2014年にJASDAQに上場、
2018年に東証二部へ市場変更、
同年(2018年)に東証一部へ昇格しました

二部から一部への昇格は
ずいぶん早かった
んだね

わずか88日という、
当時では史上最短だったそうですよ

筆頭株主は
代表取締役の酒井(さかい)氏です

酒井氏は日産自動車出身のようです

日産自動車では
部品調達業務に携わっていたとのこと

日産では部品会社との付き合いがあり、
日本アジア投資はベンチャーキャピタル、
日本デルファイは英国の自動車部品メーカーなので、
業界知識・人脈などが揃っていたということだね

マークラインズの従業員数は
連結で160名
単独で115名です

まだまだ小さい会社だね

エムスリーはどれくらいだったかな?

エムスリーは
単独で473名
連結で7,127名です

なるほど

エムスリーに比べて
マークラインズはこれからの会社だ

ということがわかる

マークラインズの時価総額は
約316億円です
(2021年3月12日時点)

エムスリーの時価総額は約5兆円ですから、
この点においてもマークラインズは
まだまだと言えますね
(2021年3月12日時点)

マークラインズは日本以外に
・米国
・中国
・タイ
・ドイツ
・インド

に拠点があります

「情報プラットフォーム」の
海外の売上比率は順調に増えており、
直近では47.1%に達しました

自動車業界はグローバル産業なので
海外売上高が順調に増えているのは
好感できるね

売上が多い地域は
日本に次いで中国・アジア
そして北米・ヨーロッパとなっています

「情報プラットフォーム」の契約社数は
順調に伸びているようですよ

コロナの影響をほとんど感じさせないのは
素晴らしい!

PERは43.38倍です
(2021年3月12日時点)

ちょっと高いと感じたので
エムスリーと比較したかったのですが、
エムスリーは予想EPSを開示していませんでした

ですが東洋経済新報社の予想によると
エムスリーのPERは143.62倍とのことだったので、
エムスリーに比べるとマークラインズは
そこまで割高でない
と言えます
(2021年3月12日時点)

PBRは
マークラインズが10.84倍
エムスリーが28.26倍です
(2021年3月12日時点)

マークラインズを監査しているのは
あずさ監査法人です

エムスリーはソニー関連だから
PwCあらた監査法人かな?

そうです

業績推移

通期売上高は
きれいな右肩上がりです

通期利益推移も同様

残念ながら直近の通期業績の進捗率は
売上・利益ともに未達でした

今期の業績予想は
増収・増益の見込みです

財務分析

過去の有価証券報告書を調べていたところ、
2018年12月期に訴訟和解金が支払われていました

なんの訴訟だろう?

労働訴訟ですが
すでに和解して決着済みのようです

流動比率は300%以上
問題ありません

流動資産のうちの
ほとんどが現金です

流動資産に対して
固定資産はほとんどありません

固定資産の内訳は
ほとんどが投資その他の資産です

投資その他の資産の内訳の大半は
投資有価証券が占めています

無形資産の内訳は
ソフトウェアのみです

自己資本比率は
70%以上で高水準

財務体質は非常に健全だね

投資判断

この銘柄は、たくやが教えてくれた
サクソバンク証券主催の
YouTubeセミナー
で知りました

今年の2月と3月に500株ずつ買い、
いまは1000株持っています

長期で見ると高値圏ですが、
まだまだ上昇の余地があると見ています

新規の自動車業界支援ファンド
時代のニーズに合っていると思います

部品メーカーはEV化の流れで
①業態転換や再編・統合
②今までの系列以外や新規参入自動車メーカーなどの取引先開拓

に対応する必要に迫られる

しかし、二次サプライヤークラスの企業
社内にそれを担当することのできる人材が少ないだろう

今の時代は、社内の人間が頑張って
人脈や足で情報を集めるよりも、
マークラインズの情報プラットフォームに
頼る企業は多い
と思われる

このようなプラットフォームは
参加企業が多いほど情報の量が増えて
その価値が高まるので、
いかに早くトップシェアを獲得するかがポイントになる

今のところ投資対象としての注目度は低いが、
エムスリーのように多くの人に知れ渡ったら
株価もそれに伴って大きく上昇する
のではないか

いずれにせよ、
まだまだ成長段階にあると考え、
引き続きホールドです

わかりました!

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プロフィール

井上卓也(いのたく)
公認会計士の父を持つ。
資産にして数億円の株を持つ父だが、
その実態は、銘柄を管理しきれていないズボラな投資家だった。
膨大にあるこの銘柄たちを、息子は管理しきれるか?
はてしない株式投資との戦いが、いま始まる。