どうも、井上です。
今回は父の要望により
クラウドワークス(銘柄コード:3900)
について分析してみました。

クラウドワークスとは
皆さん、
クラウドワークスという会社を
ご存知でしょうか?
クラウドワークスは、
国内最大級の
クラウドソーシング会社です。

クラウドソーシングとは、
crowd(群衆)と
sourcing(業務委託)を合わせた造語で、
インターネット上で
不特定多数の人に業務を委託する
ことをいいます。

「雲」の意味の「cloud」とは違う点に
注意が必要です。

父は2~3年前からこの会社に目をつけており、
安いところで買っては
高いところで売るということを
何度か繰り返しています。

直近でいえば、
11月16日(月)に株価が下がったところで
1000株買い増ししました。

株価が下がった理由は、
その前の週に発表された決算が
あまり良くなかったからです。

ですが、我々は今回の決算を
あまりマイナスとは捉えていません。
その理由について
今から解説していきます。
財務分析
次の表は、
直近3期分(2018~2020年)の
通期 財務分析表です。

(クリックすると拡大します)
資産および負債がそれぞれ
10億円ほど減っていますね。
何があったのでしょうか?
調べたところ、
直近の第4四半期に
子会社を2社売却したことが
主な原因だそうです。

売却した子会社は
・電縁
・IOSI
売却先は
・SBテクノロジー
とのこと。

電縁は、
システムコンサルティングや
システムインテグレーションの会社。

IOSIは
生産管理/管理給与ERPパッケージの導入、
社内システム構築及び運用の会社。

売却の理由は、
市場環境の変化により、事業の選択と集中を図ろうとしていたところ、
ちょうどSBテクノロジーから電縁とIOSIの株式取得の意向を受けたそうです。

父によると、
売却の理由は合理的だと言える
3ヶ月ごとの業績推移を見たいね
4,5,6月が底で、
7,8,9月が回復してるならいいです
とのこと。
3ヶ月ごとの
業績推移を見てみましょう。

残念ながら
コロナのピークを過ぎても
売上高はV字回復していません。

ですが、この点については
あまり悲観的になる必要はないかと思います。
なぜなら、
決算説明資料を見てもらえれば
わかると思いますが、
子会社を売却したことによって
そのぶんの売上がごそっと減っており、
本業のマッチング事業においては
きちんと回復しているからです。

表面的な数字を見るだけでは
わからなかった事実ですね。
仮に悪いニュースが出ても
自分でその中身をきちんと調べることが
重要だということがよくわかります。
まとめ
財務的に問題はなく、
事業内容も今後のトレンドに沿っているので、
さらなる成長に期待して
引き続きホールドにしたいと思います。
今回の分析は以上です。
ありがとうございました。