企業分析

BASEって投資対象としてどうなの?いろんな観点から分析してみた

投稿日:2020年5月28日 更新日:

どうも、井上です。

今回は銘柄コード4477
BASE株式会社
について解説します。

BASEの株価が急騰

皆さん、
BASEという会社をご存知ですか?

最近、元SMAPの香取慎吾さんが
CMに出てますよね。

この会社の株価がいま、急騰してるんです。

この銘柄、
父が1月末と2月末に買って
順調に値上がりしているのでゴキゲンです。

このまま保有するか、
売って利食いするかどうか迷うところです。

BASEのサービス

ここで簡単に
BASEのサービスについて解説します。

BASEは
誰でも簡単に
ネットショップを作れるサービス
です。

ネットショップを開設しようとするとき、
大きく分けて

モール型
個店型

の2つがあります。

モール型というのは
1つのサイトの中に
たくさんのお店が集まっているイメージです。

現実の世界でいう
ショッピングモールのようなものですね。

・Amazon
・楽天市場
・Yahoo!ショッピング

などが
その代表格です。

一方、個店型というのは
独自で店を構えるようなもので、
初心者にとっては少しハードルが高いです。

例えば
Amazonであれば
すでに売る場所が用意されていて
ショッピングカートの機能もありますよね?

これに対して個店型は
一からホームページを作り、
決済方法まで用意しなければならない
のです。

この手間を
一気に省いてくれる
のが
BASEというサービスです。

本来、
個店型のネットショップを作る場合は、

――――――――――
・売る商品を決めて
・サイトを作って
・決済方法を用意して
・商品を発送する
――――――――――

という手順が必要ですが、
BASEを使えば

――――――――――
・サイトを作って
・決済方法を用意して
――――――――――

この部分が
大きく省略できます。

「Amazonや楽天には出品したくないけど
 一からネットショップを作るのが難しい…」

という方には
うってつけのサービスですね。

アメリカにも似たような会社はあるか?

さて、ECサイトの先進国といえば
アメリカですが、

アメリカにも
似たような会社はあるのでしょうか?

実はカナダの会社ですが
Shopify(ショッピファイ)という会社が
ニューヨーク証券取引所に上場してます。

もうかなり(株価が)上がっているので
今から買うには少し高すぎますね。

BASEのライバル

では、
日本では
どのような会社が
BASEのライバルと言えるでしょうか?

ネットショップを構築できるサービスを
ASPカート
と言いますが、

調べてみたところ
ASPカートを提供している会社は
20社以上もあるようです。

その中から
個人的に気になるものをピックアップして
下の表にまとめてみました。

(クリックすると拡大できます)

調べていて思ったのですが、

はっきり言って
ほとんどのASPカートは
料金体系が複雑でわかりにくいです。

その点、
BASEは少なくとも

初期費用と月額費用は一切かからない

ということが
はっきりしていますので

非常にわかりやすい
ビジネスモデル
になっています。

利用者がどんどん増えていくのも
納得ですね。

累計ショップ開設数が100万ショップを突破

ちなみに
BASEの累計ショップ開設数は
100万ショップを突破しました。

これはすごいことです。

BASEの財務状況

次に、
BASE株式会社の
財務状況を見てみたいと思います。

売上高は伸びており
利益は赤字ですが、

営業キャッシュフローは
黒字転換してきています。

一般的に
営業キャッシュフローは
プラス(黒字)が好ましいですが、

はたして
プラスだからといって
安心していいのでしょうか?

営業キャッシュフローの内訳
を見てみましょう。

数字が大きいのが
・営業未払金の増減額
・営業預り金の増減額

です。

BASEの
決算説明会資料によると、

営業未払金:BASE事業において、当社からショップへ支払う決済代金のうち、未払いのもの

営業預り金:PAY事業において、当社から加盟店へ支払う決済代金のうち、未払いのもの

(2020年12月期 第1四半期決算説明会資料より)

と書いてあります。

おやおや?

つまりこれは
いずれは支払わなければならないもの
ですね。

簡単に言うと
利息のない借金のようなものです。

営業預り金」は減少しているので
まだいいのですが、

営業未払金」はずいぶん増加していますね。

貸借対照表の
“負債の部”を見てみましょう。

やはり
「営業未払金」と
「営業預り金」が
大きな割合を占めていますね。

これはもし売上が
ガクンッと減ってしまった場合、

借金を返せなくなる
というリスクがあります。

そこで大切になってくるのが
現金
です。

現金をいくらか持っておくことで、

万が一、
売上がガクンッと減ってしまっても、

借金を返すことができます。

貸借対照表の
“資産の部”を見てみましょう。

「現金及び預金」が
70億円以上ありますね。

「営業未払金」と
「営業預り金」の合計が
約70億円なので、

ギリギリセーフ、
ということです。

これがもし、
一般の小売・卸売のような
売掛金や棚卸資産(在庫)を持つ業種だと、

いわゆる
自転車操業
になりやすく、

資金繰りに注意する必要があります。

その代表的な例が
ドラッグストア業界です。

ドラッグストアは
売上の代金は現金で受け取る一方、

仕入れの代金の支払いは
数ヵ月後になることが多いため、

手元の現金が浮きやすいです。

そこで、
この浮いた現金を

新規出店・店舗拡大のための
固定資産取得に流用しようとします。

というのも、
ドラッグストア業界は
出店競争が激しいからです。

そして、
売上の伸びが止まると
資金繰りが困難になります。

このように

常にお金を回しておかないと
倒れてしまう

というようなビジネスモデルを
自転車操業
といいます。

BASEの場合、
売掛金や棚卸資産(在庫)を持たないので
資金繰りの問題は少ない業種と言えるでしょう。

投資判断としては
ホールドにしたいと思います。

ありがとうございました。

<2020年6月11日追記>

日本経済新聞によると、

神戸市が中小事業者を対象に
ネット通販サイトを開設すると
最大15万円を支援するそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60211910Q0A610C2LKA000/

神戸市限定ですが、
これをきっかけにBASEのサービスを使う人が
増えそうですね!

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プロフィール

井上卓也(いのたく)
公認会計士の父を持つ。
資産にして数億円の株を持つ父だが、
その実態は、銘柄を管理しきれていないズボラな投資家だった。
膨大にあるこの銘柄たちを、息子は管理しきれるか?
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