企業分析

オークファン(銘柄コード:3674)について分析してみた

投稿日:2020年10月2日 更新日:

どうも、井上です。

今回は、銘柄コード3674
株式会社オークファン
について解説します。

オークファンとは

皆さん、
オークファンという会社を
ご存知でしょうか?

オークファンは、
国内外のオークション・ショッピングサイトを
まとめて検索することができるサイト

オークファン

を運営している会社です。

ネットショッピングをしたことがある人なら
一度は目にしたことがあるかもしれません。

ただ、目にしたことはあっても
実際に使ったことがある人は
少ないのではないでしょうか?

調べたところ、どうやら
個人で輸入や転売を行っている人
活用しているツールとして知られているようです。

特筆すべき点は、
オークファンの子会社である
株式会社SynaBiz(シナビズ)が、

日本最大級の仕入れサイト
NETSEA(ネッシー)
を運営していることです。

仕入れサイトといえば
スーパーデリバリー
をご存知でしょうか。

同じく上場企業である
ラクーンホールディングス(3031)
運営しています。

オークファンとラクーンはライバル
というわけです。

ラクーンの株を持っている人は、
オークファンのチェックも
欠かさないほうがいいでしょう(^^)

オークファンは、
ほかにも

複数のネットショップ運営を一元管理できる
タテンポガイド』、

副業支援サービス
good sellers』、

Amazon出品サービス
aucfan connect』、

などを運営しており、

初代イメージキャラクターに
佐藤隆太さん
を起用しています。

自社を単なる
「オークション比較会社」
ではなく、

流通を最適化する会社
として認識している点が面白いです。

明確な使命感がある会社
今後伸びそうな気がします。

父がこの会社に興味を持ったので
分析してみました(^^)

オークファンの財務分析

次の表は、
直近3期分(2018~2020年)の
第3四半期 財務分析表です。

(クリックすると拡大します)

財務的には問題なさそうですが、

流動資産の
営業投資有価証券
が大きく増えていますね。

要因は、

投資先である
株式会社サイバーセキュリティクラウド
の上場に伴う株式の時価評価による影響

によるものだそうです。

純資産の大幅な増加
同じ理由のようです。

そもそも
「営業投資有価証券」
とは何でしょうか?

公認会計士である父は、

子会社株式や関係会社株式は
固定資産の「投資その他」が普通だけど、
流動資産で営業投資有価証券というのは珍しい

営業投資有価証券という
科目名を見たのは初めてです

と言っていました。

調べたところ、
営業投資有価証券というのは、

一般企業における
在庫
のようなものだそうです。

そもそも
オークファンは、

インキュベーション事業、
つまり投資事業を行っており、

有価証券を売買すること自体
営業活動にあたります。

なので、
有価証券の在庫が発生すれば、
それを貸借対照表上に記載するのは当然で、

その場合に用いる用語が、
「営業投資有価証券」
ということだそうです。

これで謎は解けましたが、

本業ではない投資事業が
利益の柱になっている

ということも
同時にわかりました。

これはマイナスポイントです。

オークファンの営業キャッシュ・フロー

財務状況が健全かどうかを判断するにあたって、
営業キャッシュ・フローがプラスかどうか
重要なポイントです。

第3四半期は
キャッシュ・フロー計算書が
作成されていませんでしたので、

第2四半期の
キャッシュ・フロー計算書を
見てみましょう。

営業キャッシュ・フローが
マイナスになっています。

主な要因は
・営業投資有価証券の増加
・棚卸資産の増加
・仕入債務の減少
・法人税等の支払額

とのことです。

前年(2019年)通期の
キャッシュ・フロー計算書も
見てみましょう。

こちらも
営業キャッシュ・フローが
マイナスです。

主な要因は
・売上債権の増加
・営業投資有価証券の増加
・法人税等の支払額
・子会社株式売却益

とのことです。

これ以上詳しいことはわかりませんでしたが、
営業キャッシュ・フローがマイナス続きなのは
よくないことです。

オークファンの業績推移

次の表は
直近9年分の
通期 業績推移です。

売上は順調に伸びていますが、
利益が安定して推移していないのが
少し気になります。

オークファンのチャート分析

2013年4月に上場し、
2000円から6000円の間で乱高下したあと、

2000円未満
株価が落ち着いています。

短期で見ると
きれいな上昇トレンド
描いていますね。

ただ、中長期で見ると
そろそろ頭打ちになりそう
印象です。

まとめ

業績は順調に伸びていますが、
気になる部分が多いため、

わざわざ高値掴みするほどの銘柄か?
というのが私個人の感想です。

レンジの下限である
600円台あたりまで下がったら
買うのはアリかな、という印象です。

ただ、
1800円付近を上に抜けたら
その先の状況は変わってくるのかなと思います。

それよりも、
オークファンの投資先である
サイバーセキュリティクラウド

こちらのほうが
よっぽど面白そうだったので、

機会があれば分析して
また記事にしたいと思います。

今回は以上です。
ありがとうございました。

-企業分析
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プロフィール

井上卓也(いのたく)
公認会計士の父を持つ。
資産にして数億円の株を持つ父だが、
その実態は、銘柄を管理しきれていないズボラな投資家だった。
膨大にあるこの銘柄たちを、息子は管理しきれるか?
はてしない株式投資との戦いが、いま始まる。