企業分析

エイトレッド(銘柄コード:3969)ってどんな会社?いま話題のDX関連銘柄について分析してみた

投稿日:2020年10月15日 更新日:

どうも、井上です。
このたび、父が

エイトレッド(3969)

の株を買ったので
分析してみました。

エイトレッドとは

皆さん、
エイトレッドという会社を
ご存知でしょうか?

エイトレッドは、
ワークフローシステムの
販売・開発を手がける会社
です。

2007年に設立、
2016年にマザーズに上場し、
2019年に東証一部へ昇格しました。

親会社は、上場企業の
ソフトクリエイトホールディングス(3371)で、

両社とも株価は
右肩上がりで推移しています。

父はエイトレッドの株を
10月5日に100株、
10月12日に800株購入しました。

社名の由来

エイトレッドは英語表記で
「ATLED」
と書きます。

三角形の
「DELTA(デルタ)」を
反対から読んだ造語だそうです。

ピラミッド社会を象徴するデルタを逆さにすることによって、
社会・組織の常識にとらわれない
という意味が込められています。

ワークフローとは

エイトレッドが手がける
ワークフロー
とは何でしょうか?

ネットで調べると、
業務の一連の流れ
と出てきます。

ただ、これだけでは
いまひとつピンと来ません。

エイトレッドの
決算説明資料を見てみましょう。

ふむふむ、なるほど。

簡単に言うと

ハンコをなくして
 承認をスムーズにしよう!

ということですね。

サラリーマンを
経験したことがある人なら
わかると思いますが、

会社勤めをしていると
何かと申請・承認に
ハンコが必要になってきます。

せっかくパソコンで作った書類を
わざわざ印刷して、

場合によっては
郵送しなければなりません。

決裁が下りるまでに時間がかかりますし、
何より書類の保管と整理が大変です。

これを解決するのが
「ワークフローシステム」
です。

システム上で承認することによって、
決裁までの時間を大幅に短縮できます。

ワークフローシステムは
ログインすること自体が本人確認になるため、

「電子印鑑」

すら必要ないようですが、

エイトレッドは
あえて電子印鑑を採用することにより、

ハンコ文化からなかなか抜け出せない人たちに
寄り添う形でサービスを提供しているようです。

参考:そもそもハンコは必要?ビジネスで使われているハンコとその理由を大解剖

製品ラインアップ

エイトレッドの製品ラインアップは
次のようになっています。

大企業向けの
『AgileWorks(アジャイルワークス)』、

中小企業向けの
『X-point(エクスポイント)』、

小規模企業向けの
『X-point Cloud(エクスポイントクラウド)』

の3つです。

売上高の割合は、今のところ
クラウド版が3割
パッケージ版が7割といった感じですね。

財務分析

次の表は、
直近3期分(2018~2020年)の
通期 財務分析表です。

(クリックすると拡大します)

現金及び預金も
順調に増えていますし、

安全性などの指標も
問題ありません。

営業キャッシュ・フローも
プラスで推移し続けています。

念のため、4~6月の
第1四半期の数字も見ておきましょう。

(クリックすると拡大します)

財務的には問題なさそうですが、
売上高が伸びているにも関わらず
販管費が減少している
のが気になります。

この点については
次の動画で解説されていました。

開始から7分あたりです。

毎年4月に行われている大規模なイベントが
 コロナの影響により中止になったことが原因

とのこと。

大規模なイベントとは
何でしょうか?

調べたところ、
Japan IT Week
というIT展示会だそうです。

IR担当者に電話で確認したので
間違いありません。

Japan IT Weekで間違いないですか?

はい

という淡白な答えでしたが…笑

私としては
毎年何人くらい参加しているのか
知りたかったのですが、

残念ながらIR担当者は
知らないようでした。

(ネット上にも載っていませんでした)

ただ、東京ビッグサイトで
3日間にもわたって開催される
ため、

相当な規模のイベントだということがわかります。

前回開催の様子を見る限り、
かなり密(みつ)になっているので、
中止はやむを得ないかと思います。

ちなみに
イベント自体は
「中止」ではなく「延期」、

秋開催と
合併して行われるようです。

エイトレッドは
出展を予定していません。

業績推移

次の表は
直近6年分(2015~2020年)の
通期 業績推移です。

順調に右肩上がりですね。

3ヶ月ごとの
四半期 業績推移も見てみましょう。

(クリックすると拡大します)

デコボコしています。

第2四半期(7~9月)と
第4四半期(1~3月)に
売上が偏る傾向がありますね。

父によると、

顧客企業は3月決算が多く、
上期・下期の各期末にシステム導入して
翌期首から本番稼動が多いからだと思う

とのことでした。

実際、IR担当者に聞いたところ

その時期に導入されるお客様が多いからです

とのことだったので、
おおむね父の言う通りです。

市場シェアで先行

特筆すべき点は、エイトレッドが
ワークフロー業界では市場シェアで
先行している
ことです。

直近のプレスリリースにおいて、
「SaaSワークフロー市場にて5年連続シェアNo.1を獲得した」
と発表されていました。

決算説明資料には
・総合部門でNo.2
・クラウドと100名未満セグメントでNo.1
と書かれています。

総合部門のNo.1は
どこでしょうか?

IR担当者に聞いたところ

NECです

とのことでした。

製品名は

EXPLANNER/FLⅡです

とのこと。

父によると、

NECはエイトレッドの
1400倍もの売上規模の会社

NECにしたら、エイトレッドは
鼻くそみたいな会社です

エイトレッドがどれだけ
よく頑張っているか
がわかります

いま話題になっている
NTTのドコモ買収のように

ソフトクリエイトホールディングスが
エイトレッドをTOBにかけたら
プレミアムが必ずつくので
株価も上がるでしょうね

NECがソフトクリエイトホールディングスを
買収することもあり得るかも知れない

とのことでした。

まとめ

財務体質に問題はなく、
業績も順調に伸びているので、

投資判断としては
引き続きホールドにしたいと思います。

今回の分析は以上です。

参考:この銘柄に出会ったきっかけ

ご参考までに、エイトレッドは
父ではなく私が見つけました。

参考にしたのは
伝説のファンドマネージャーが教える株の公式
という本です。

どういう探し方かというと、

ケンミレというサイトで
新高値をつけた銘柄を探し、

その中から
好業績の会社がないか調べます。

「好業績」の条件は次の通り。

■通期
・過去5~10年の間に年平均して経常利益7%以上の伸びがあるか
・過去5~10年の間に減益はないか、あってもごく小さなものか
・直近1~2年の伸び率(前年同期比)で、経常利益20%以上

■四半期
・直近2~3四半期の伸び率(前年同期比)で、売上10%以上
・直近2~3四半期の伸び率(前年同期比)で、営業利益・経常利益・純利益20%以上

ただ、一つひとつの銘柄の
業績を調べるのは大変なので、

私の場合は
Excelで銘柄コードを入力したら
業績がひと目でわかるよう自動化
しました。

業績のデータは
決算プロ【全上場企業・短信XBRL一括ダウンロード】
というところから入手できます。

ただ、このやり方でも
まだ分析に時間がかかるので、

もう少し効率的なやり方がないかと
模索中です。

もしよろしければ
皆さんも参考にしてみてください☆

ありがとうございました(^^)

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