お父さん、今回は
ALBERT(3906)
について分析してみました
よろしく

企業概要
ALBERTは、
AI、ディープラーニング技術を活用した
ビッグデータ分析が主体の会社です

いま注目の
AI関連銘柄だね
「ALBERT」と書いて
「アルベルト」と読みます

「アルバート」じゃないんだね
アルベルト・アインシュタインに
因(ちな)んでいるそうです

アインシュタインのように
革新的でありたいというのは
いいことだね
2005年に設立、
2015年にマザーズに上場しました

最初からAIの会社だったのかな?
最初は
「教えて!家電」というサイト運営から
始めたようです

「教えて!家電」?
消費者にぴったりの家電を
探してくれるサイトらしいです

最初からAIの会社じゃなかったんだね
本格的にAIに参入しだしたのは
2016年からみたいです

他社に比べて
少し遅れぎみかも
さまざまな大手企業と
提携しています

トヨタ、東京海上、KDDIなど
有名な会社ばっかりだね
トヨタはALBERTの
2番目の大株主です

大手企業が注目しているのは
いいことだね
時価総額は約325億円です

そこそこあるね
PERは280.94倍です

かなり高いね
PBRは10.18倍です

こちらも高いね
信用倍率は93.58倍です

かなり高いね!?
株価は一時16000円を突破しましたが、
現在は6000~8000円の間で推移しています

2018年に大きく上昇しているのは
何があったんだろう?

おそらく立て続けに
トヨタ、東京海上、KDDIとの
資本業務提携の発表があったからだと思われます
やはり大手との提携は
株価の押し上げにも繋がるんだね
監査しているのは
和泉監査法人です

業績推移(通期)
通期売上高推移は
このようになっています

一時期伸び悩んだ時期はあったけど、
その後は順調に推移しているようだね

通期利益推移は
こんな感じ

赤字だった期間が
3年くらいあるね

先行投資が原因かな?
2017年の決算説明資料によると、
外注費の削減に取り組み、
人材の積極採用を行なったようです

人材投資はいいことだね
業績推移(3ヶ月ごと)
3ヶ月ごとの売上高推移は
こんな感じです

2018年9月期から
大きく増えているように見えるね

何があったのかな?
決算説明資料によると、
単なる「受注増加」と書かれており、
詳しいことはわかりませんでした

3ヶ月ごとの利益推移は
こんな感じ

2016年12月期に
当期純利益が大きく減っているね

何があったんだろう?
特別損失として
減損損失や投資有価証券評価損を計上したそうです

直近で赤字になっているのは
コロナの影響かな?

そうですね
「顧客意思決定の遅れ等により」
と書かれていました

なお、当期純利益が減少した理由は
外部調査委員会による調査に伴う費用を
特別損失として計上したからだそうです

外部調査?
何か不正があったのかな?
売上として計上すべきでないものを
売上として計上してしまったようですね

もう少し具体的にいうと、
スキルアップを目的とした再研修に関して、
5,000万円の売上を計上したそうです

なるほど、このときは
あずさが監査していたんだね

ということは
株価も相当下がったんじゃない?
2月14日に発表があり、
その翌営業日に大きく下げました

なるほど
そのあとコロナショックだったから
チャート上ではすぐに発見できなかったね

社長は退任になったのかな?
退任ではなく
代表取締役が2人になったようです

珍しいケースだね
新たに代表取締役になった方は
ウィズ・パートナーズの
ディレクターを務める方です

ウィズ・パートナーズというのは
ALBERTの筆頭株主である
「ウィズ・アジア・エボリューション・ファンド」
を運用している会社です

要は不正を起こさないように
お目付け役として代表取締役になった感じだね
なお、ALBERTはこの件により
あずさ監査法人に契約解除されました

まぁそうだろうね
ちなみにALBERTの元会長は
インサイダーで捕まったことがあります
え!?
山川氏といいまして、
ALBERTの創業者の一人なんですが、
親族らに業績予想を公表前に伝え、
損失を回避させたそうです

2016年に退任したので
もう経営には関わっていません

不祥事が2連続とは…
話題に事欠かない会社だね
財務分析
流動比率は900%以上で
問題ありません

お金は持ってるんだね
自己資本比率も
80%以上で問題なし

営業キャッシュ・フローは
去年からプラスに転じています

いいことだね
投資判断
不祥事は気になるけど
お目付け役はいるし、
もう悪いことはしないんじゃないかな?
いま200株持っているため、
引き続きホールドにしたいと思います
ただ、多少心配な部分はあるため、
これ以上の買い増しはやめときます
わかりました!